ScalaMatsuri 2016のスタッフをしたまとめと教訓
1月30日、31日に開催されたScalaMatsuriのスタッフをしました。
関係者の皆さんお疲れ様でした。
振り返りMTGなどはまだですが、一段落ついたので一旦まとめてました。
あくまでこれは私個人の見解であり、ScalaMatsuriスタッフの総意ではないことをご留意してお読みください。
やったこと
前回のScalaMatsuriにもスタッフとして参加したので、今回は2回目となりますが今回は初期から参加でした。
チームとしては企画チームとオペレーションチームの2チーム所属です。
企画チームでは、特にプログラムやアンカンファレンスなどコンテンツに関わる部分の担当をしました。
オペレーションチームでは、問い合わせの自動issue化などカンファレンス運営のための自動化や可視化に取り組んでいました。
@okapies さんと2人でアンカンファレンスの朝会の司会などもやりました
普段は知ることのない、カンファレンスの裏方の体験が出来てとても楽しかったです。
また一人のスタッフとしてですが、ScalaMatsuriスタッフにはとても優秀な方々が揃っていたので、 私はともかく改善案や問題定義が思い浮かんだら、とりあえず口に出して議論の切っ掛けを作るよう心掛けていました。*1
教訓
ここから先はScalaMatsuriのスタッフをやってみての教訓*2です。
時間の価値は一定じゃない
カンファレンス中に「事前にもっと準備しておけばよかった」という思うことが何度かありましたが、 これは「時間の価値」という意識が抜けていたのかなと後にして反省しています。
カンファレンスの、前日の1時間と当日の1時間では時間の価値が違います。
開場前の1時間と開場後の1時間の価値も違います。
- 価値の高い時間にやらないといけないことを減らそう
準備段階では「作業抜けが無いか」と考えるのでなく、「楽するために何が出来るのか」と考えるだけでも効果がありそうです。
お弁当のゴミ出など、事前にチラシ一枚印刷しておけば...みたいな状況も多かったです。
チームに透明性を
アジャイル開発でも透明性を重視していますが、カンファレンス運営にとっても透明性はとても大事なことでした。
カンファレンス中、あるチームは人手が足りなくて困っているのに、別のチームでは手が完全に空いてしまっている状況がありました。 これも、チームの透明性を高めることで解決できる問題だと感じています。
透明性に関するトピックは、他にもいくつかありましたが、共通して言えるのは
- チーム内の情報は出来るだけオープンで手の届きやすい場所におこう
ということです。
また、チーム内でオープンに出来ない情報がある場合、なんらかの脆弱性があるのかもしれません。
コントロールするものを選ぶ
アンカンファレンスの朝会での反省点は、こちらで意見をコントロールし過ぎてしまって時間が足りなくなってしまった点です。
コントロールするのは通訳が必要だったり事前準備が必要なセッションだけにとどめ、残りのセッションは参加者のなりゆきに委ねるべきでした。
もちろんコントロールのしなさすぎもどちらも良くありません。目標の達成のために、どれだけのコントロールが適切かを考えましょう。
- コントロールしないといけない部分はコントロールするように
- コントロールしなくても良い部分をコントロールしすぎないように
これがアンカンファレンスでの教訓でした。
開発も運営も大事なことは一緒
初期からScalaMatsuriスタッフに参加してみて感じるのは、開発とカンファレンス運営の共通点の多さです。
「日々のタスクの進めかた」から、「良いチームはどうやったら作れるのか」、「障害を意識した仕組み作り」などなど。
様々な共通点を見出すことができますし、まだ気付いていない共通点もいっぱいありそうです。
そういった経験を経て、ScalaMatsuriスタッフでの一番大きな教訓はこれです。
- エンジニアリングで何を大事にしていたのかを思い出そう
- 運営で学んだことをエンジニアリングにもいかそう
一仕事が終えた後のビールが美味しいのも一緒ですね:-)
おまけ
2日目のアンカンファレンスで、ScalaMatsuri参加者の年収を暴露する闇セッションも行ないました。*3
そういえば #ScalaMatsuri のアンカンファレンスのホワイトボードに「年収知りたい」って落書きしたことをここに告白しておきます
— kiris@灰燼 (@kiris) 2016, 2月 2